じあんみんさんの思い出(認可)
子どもの頃、
ふと、「この道をまっすぐ行ったらどこに行くんだろう?」と思い、決行。
国道にかかってる信号を渡ると道が細くなった。
ごみごみした畑を通り過ぎ、急な上り坂を重い自転車をおして登った。
途中で見つけた駄菓子屋で10円のジュースを飲んで更に進んだ。
どこも曲がらないので迷子になる心配は無いからどこまでも行った。
だんだん家が増えてきた。店が多くなり、やがてビルも見えてきた。
そして、目の前をゆっくりと横切る電車が見えたとき、「わあ、駅に着いたぞ!」驚きと喜びで胸が一杯になった。
家に帰って、すぐに親に今日の冒険と発見を興奮気味に報告した。
ところが「ふーん」つれない返事。もう少し一緒になって喜んでくれてもよさそうなものだ。
親は毎日その駅まで自転車で通ってる、と知ったのはそれよりずいぶん後になってのこと。